2022.11.04
新築のお客様からのご依頼
先日、大分市で新築を建てたお客様からのご依頼で飛散防止フィルムを施工してきました。
飛散防止効果よりも「紫外線99%カットの機能で是非お願いしたいです!」との事でした。
「なぜ新築で紫外線カット?昔と比べて今のガラスは標準で良いガラスなんでしょ?」
前半は窓ガラスのお話なので、「本題」にご興味のある方はスクロールしてください💦
実際、現在の一般住宅には「Low-Eガラス」という遮熱・断熱・紫外線カット」性能が高い窓ガラスが使用されています。
しかし、Low-Eガラス(ローイーガラス)とは、一般的にはあまり馴染みが無い言葉。住宅業界以外で「Low-Eガラス」を知っている方は多くはありません。
これは、住宅などの建築業界やお施主様の間で使われている言葉。
ん?ではなぜお客様は「紫外線99%カットの機能で是非お願いしたいです!」と言われたのでしょうか?
実際問題、このLow-Eガラスはどの程度、太陽光の紫外線/UVをカットできるのでしょうか?具体的なUVカット率は?
そこで、サッシメーカーの代表的な3社であるYKK AP®、LIXIL/リクシル、EXCEL SHANON/エクセルシャノンさんのHPにアクセスし、Low-E複層ガラスの紫外線カット率を調べてみました。
まずは各メーカのLow-E複層ガラスの種類です。皆さんのご自宅もどれかに該当しているかもしれません。
1. YKK AP®
1. APW330 Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)
2. APW330 Low-E複層ガラス(断熱タイプ)
2. LIXIL/リクシル
1. Low-E複層ガラス、グリーン高遮熱仕様(遮熱タイプ)
2. Low-E複層ガラス、クリア(断熱タイプ)
3. EXCEL SHANON/エクセルシャノン
1. シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(遮熱タイプ)
2. シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(断熱タイプ)
近年のLow-E複層ガラス普及率です。
新築一戸建 新築共同住宅
戸数普及率 棟数普及率
(%) (%)
2006年 29.2 1.7
2010年 53.2 20.4
2014年 71.4 32.2
2019年 84.1 61.4
以上のデータから、今や新築一戸建て住宅ならば、高い確率で建物のどこかにLow-E複層ガラスが設置されています。
(出典)旭硝子協会
ここからは実際の各メーカの紫外線カット率です。
YKK AP®、LIXIL/リクシル、EXCEL SHANON/エクセルシャノンの各サッシメーカーは膨大なラインアップを抱えているため、条件を統一しての比較が難しくなります。
そこで、熱貫流率(U値)が「1.1~1.4W/m2・K」の遮熱と断熱タイプのLow-E複層ガラスを各メーカーのラインアップからピックアップしてみました。
YKK AP®
APW330 Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)
紫外線カット率
76.3(%)
APW330 Low-E複層ガラス(断熱タイプ)
紫外線カット率
67.7(%)
(出典)YKK AP® Web catalog(APW330商品カタログ)
LIXIL/リクシル
Low-E複層ガラス、グリーン高遮熱仕様(遮熱タイプ)
紫外線カット率
80(%)
Low-E複層ガラス、クリア(断熱タイプ)
紫外線カット率
69(%)
(出典)LIXIL(複層ガラスシリーズカタログ)
EXCEL SHANON/エクセルシャノン
シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(遮熱タイプ)
紫外線カット率
66.7(%)
シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(断熱タイプ)
紫外線カット率
66.7(%)
(出典)EXCEL SHANON/エクセルシャノン(シャノンウインド2s)
以上のリサーチ結果は条件が同一ではないため、あくまで参考程度のデータです。
サッシメーカー毎にサッシと窓ガラスに対する思想と設計コンセプトが異なり、それらが製品づくりに反映されています。
概ね、一般的に使われているLow-E複層ガラスは一定レベルの紫外線をカットできます。しかし、紫外線カット率99%以上といった高いカット率ではありません。
としますと、建物に高性能なLow-E複層ガラスを設置しても、毎日、紫外線が室内に流入しています。よって、室内の人と物は紫外線を浴びていることになります。
ここからが本題です💦お客様がなぜ「紫外線カット」を強くご要望されていたかというと、
あまり知られていない事実として、人が日陰の室内にいても、紫外線を浴びています。紫外線が室内に流入すると、大きく「人」と「物」に悪影響を及ぼします。
・肌の日焼け
人がUV-Bを浴びると、個人差はあるものの皮膚が赤くなって日焼けします。いわゆるサンバーンと呼ばれるもの。
・肌トラブル
人がUV-Aを浴び続けると、皮膚のシミやシワ、たるみの原因になります。
皮膚科医が執筆している複数の書籍によりますと、「紫外線は百害あって一利なし」という見解で一致しています。
更に、医師の書籍によりますと、人が紫外線を浴び続けると、皮膚がんの原因になると警鐘を鳴らしています。
・物への影響
実際にフローリング、畳が焼けた画像です。↓(フローリングは7年。畳は10年です)


紫外線が窓ガラスから室内に流入し続けると、あらゆる物が影響を受けます。
室内のフローリング(無垢材と複合両方)やカーペット、畳、壁紙、家具、調度品、絵画、カーテンなどが紫外線を浴び続けると、日焼けによる色褪せ、退色、劣化が進んでいきます。
せっかくの新築の床を無垢フローリングにしたものの、紫外線を浴び続けると板が日焼けして変色していきます。
当然新しい家具も、紫外線の影響で日焼けして変色していきます。
床などの日焼けを防ぐために設置したカーテンすら長年使用していると、焼けてボロボロになってしまいます。
ご依頼していただいたお客様は、「10年後に外壁、屋根塗り替えは必ず必要になるので、その時にフローリング張替えで、数十万、畳張替えで数十万。その他カーテン家具なども交換して余計なお金を掛けたくないし、それなら新築の時に20万円ぐらいで済むのなら、10年後の100万円より安いものです。」
将来を見据えてとても現実的なお客様でした。金額的にも良く調べてられていて、私の方が勉強になりました(笑)
飛散防止フィルムを含め、弊社が取り扱っています「建築用窓ガラスフィルム」は飛散防止フィルム、紫外線99%カットが標準性能です。その中でも飛散防止フィルムはリーズナブルな価格設定にしております。大分県で新築をにお住いの皆さんは是非「HARU工房いちまる」にお問い合わせ下さい!もちろん日田市、中津市など県内どこでもお伺いします!
カテゴリ:施工事例
飛散防止効果よりも「紫外線99%カットの機能で是非お願いしたいです!」との事でした。
「なぜ新築で紫外線カット?昔と比べて今のガラスは標準で良いガラスなんでしょ?」
前半は窓ガラスのお話なので、「本題」にご興味のある方はスクロールしてください💦
実際、現在の一般住宅には「Low-Eガラス」という遮熱・断熱・紫外線カット」性能が高い窓ガラスが使用されています。
しかし、Low-Eガラス(ローイーガラス)とは、一般的にはあまり馴染みが無い言葉。住宅業界以外で「Low-Eガラス」を知っている方は多くはありません。
これは、住宅などの建築業界やお施主様の間で使われている言葉。
ん?ではなぜお客様は「紫外線99%カットの機能で是非お願いしたいです!」と言われたのでしょうか?
実際問題、このLow-Eガラスはどの程度、太陽光の紫外線/UVをカットできるのでしょうか?具体的なUVカット率は?
そこで、サッシメーカーの代表的な3社であるYKK AP®、LIXIL/リクシル、EXCEL SHANON/エクセルシャノンさんのHPにアクセスし、Low-E複層ガラスの紫外線カット率を調べてみました。
まずは各メーカのLow-E複層ガラスの種類です。皆さんのご自宅もどれかに該当しているかもしれません。
1. YKK AP®
1. APW330 Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)
2. APW330 Low-E複層ガラス(断熱タイプ)
2. LIXIL/リクシル
1. Low-E複層ガラス、グリーン高遮熱仕様(遮熱タイプ)
2. Low-E複層ガラス、クリア(断熱タイプ)
3. EXCEL SHANON/エクセルシャノン
1. シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(遮熱タイプ)
2. シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(断熱タイプ)
近年のLow-E複層ガラス普及率です。
新築一戸建 新築共同住宅
戸数普及率 棟数普及率
(%) (%)
2006年 29.2 1.7
2010年 53.2 20.4
2014年 71.4 32.2
2019年 84.1 61.4
以上のデータから、今や新築一戸建て住宅ならば、高い確率で建物のどこかにLow-E複層ガラスが設置されています。
(出典)旭硝子協会
ここからは実際の各メーカの紫外線カット率です。
YKK AP®、LIXIL/リクシル、EXCEL SHANON/エクセルシャノンの各サッシメーカーは膨大なラインアップを抱えているため、条件を統一しての比較が難しくなります。
そこで、熱貫流率(U値)が「1.1~1.4W/m2・K」の遮熱と断熱タイプのLow-E複層ガラスを各メーカーのラインアップからピックアップしてみました。
YKK AP®
APW330 Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)
紫外線カット率
76.3(%)
APW330 Low-E複層ガラス(断熱タイプ)
紫外線カット率
67.7(%)
(出典)YKK AP® Web catalog(APW330商品カタログ)
LIXIL/リクシル
Low-E複層ガラス、グリーン高遮熱仕様(遮熱タイプ)
紫外線カット率
80(%)
Low-E複層ガラス、クリア(断熱タイプ)
紫外線カット率
69(%)
(出典)LIXIL(複層ガラスシリーズカタログ)
EXCEL SHANON/エクセルシャノン
シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(遮熱タイプ)
紫外線カット率
66.7(%)
シャノンウインド2s Low-E複層ガラス・ブロンズタイプ(断熱タイプ)
紫外線カット率
66.7(%)
(出典)EXCEL SHANON/エクセルシャノン(シャノンウインド2s)
以上のリサーチ結果は条件が同一ではないため、あくまで参考程度のデータです。
サッシメーカー毎にサッシと窓ガラスに対する思想と設計コンセプトが異なり、それらが製品づくりに反映されています。
概ね、一般的に使われているLow-E複層ガラスは一定レベルの紫外線をカットできます。しかし、紫外線カット率99%以上といった高いカット率ではありません。
としますと、建物に高性能なLow-E複層ガラスを設置しても、毎日、紫外線が室内に流入しています。よって、室内の人と物は紫外線を浴びていることになります。
ここからが本題です💦お客様がなぜ「紫外線カット」を強くご要望されていたかというと、
あまり知られていない事実として、人が日陰の室内にいても、紫外線を浴びています。紫外線が室内に流入すると、大きく「人」と「物」に悪影響を及ぼします。
・肌の日焼け
人がUV-Bを浴びると、個人差はあるものの皮膚が赤くなって日焼けします。いわゆるサンバーンと呼ばれるもの。
・肌トラブル
人がUV-Aを浴び続けると、皮膚のシミやシワ、たるみの原因になります。
皮膚科医が執筆している複数の書籍によりますと、「紫外線は百害あって一利なし」という見解で一致しています。
更に、医師の書籍によりますと、人が紫外線を浴び続けると、皮膚がんの原因になると警鐘を鳴らしています。
・物への影響
実際にフローリング、畳が焼けた画像です。↓(フローリングは7年。畳は10年です)


紫外線が窓ガラスから室内に流入し続けると、あらゆる物が影響を受けます。
室内のフローリング(無垢材と複合両方)やカーペット、畳、壁紙、家具、調度品、絵画、カーテンなどが紫外線を浴び続けると、日焼けによる色褪せ、退色、劣化が進んでいきます。
せっかくの新築の床を無垢フローリングにしたものの、紫外線を浴び続けると板が日焼けして変色していきます。
当然新しい家具も、紫外線の影響で日焼けして変色していきます。
床などの日焼けを防ぐために設置したカーテンすら長年使用していると、焼けてボロボロになってしまいます。
ご依頼していただいたお客様は、「10年後に外壁、屋根塗り替えは必ず必要になるので、その時にフローリング張替えで、数十万、畳張替えで数十万。その他カーテン家具なども交換して余計なお金を掛けたくないし、それなら新築の時に20万円ぐらいで済むのなら、10年後の100万円より安いものです。」
将来を見据えてとても現実的なお客様でした。金額的にも良く調べてられていて、私の方が勉強になりました(笑)
飛散防止フィルムを含め、弊社が取り扱っています「建築用窓ガラスフィルム」は飛散防止フィルム、紫外線99%カットが標準性能です。その中でも飛散防止フィルムはリーズナブルな価格設定にしております。大分県で新築をにお住いの皆さんは是非「HARU工房いちまる」にお問い合わせ下さい!もちろん日田市、中津市など県内どこでもお伺いします!
2022.11.01
飛散防止フィルム施工 個人宅様
今日から11月ですね😫大分県の湯布院では最低気温が1℃という私的にはとても苦手な、
季節がやってまいりました💦
気温は下がっていますが、今日から色々な物が「値上がり⤴⤴」という事で例年より寒さも懐も厳しい状況という感じですかね😭
ランニングコスト(月々の費用)が掛からない「遮熱断熱フィルムを貼って電気代料金節約!」と言いたいところですが、その前に💦約1か月ぶりの「飛散防止フィルム」の施工事例です。
今までは普通サイズの窓ガラスだったのですが・・・
今回は横3メートル!縦2メートル!ととても大きなFIXのガラスです😅
一般住宅にこのサイズは流石に驚愕ですよね😮😮

他の現場と重なっていた為、夕方からの施工になりましたが、お客様がとても良い人でご自宅にある全ての照明器具を準備してライトアップ🎆

規模的にも「突合せ貼り」という施工方法で(1枚のガラスにフィルムとフィルムを2枚重ねて貼る)貼らせていただきました。
透明系のフィルムならほとんど見た目は気にならない施工方法です。
ちなみにこのガラスは強化ガラスなので飛散防止フィルム施工など必要ないのでは?と思いますが、お客様もよくご存じで、「普通のガラスの3倍ぐらいの強さがあるけど、尖ったモノに弱く、割れたら粉々に飛び散るんですよね?何より地震が怖くて・・・」
すごい知識ですよね💦そのままです💦
特に「地震で割れた時の飛散」に対して注意していたようでした。FIXの場所的にも避難経路でしたのでもしもの時をよく考えてのご依頼でした。
今回は日出町のお客様でしたが、前回は別府市のお客様。お二人とも「割れた時の二次災害が怖い」
その通りです!「HARU工房いちまる」は大分県で窓ガラスにお悩みを抱えたお客様にどこよりも早く駆け付けます🤗是非お問い合わせ下さい😁
次回はこれからの季節にピッタリの「遮熱断熱フィルム」の施工事例です🤗
カテゴリ:施工事例
季節がやってまいりました💦
気温は下がっていますが、今日から色々な物が「値上がり⤴⤴」という事で例年より寒さも懐も厳しい状況という感じですかね😭
ランニングコスト(月々の費用)が掛からない「遮熱断熱フィルムを貼って電気代料金節約!」と言いたいところですが、その前に💦約1か月ぶりの「飛散防止フィルム」の施工事例です。
今までは普通サイズの窓ガラスだったのですが・・・
今回は横3メートル!縦2メートル!ととても大きなFIXのガラスです😅
一般住宅にこのサイズは流石に驚愕ですよね😮😮

他の現場と重なっていた為、夕方からの施工になりましたが、お客様がとても良い人でご自宅にある全ての照明器具を準備してライトアップ🎆

規模的にも「突合せ貼り」という施工方法で(1枚のガラスにフィルムとフィルムを2枚重ねて貼る)貼らせていただきました。
透明系のフィルムならほとんど見た目は気にならない施工方法です。
ちなみにこのガラスは強化ガラスなので飛散防止フィルム施工など必要ないのでは?と思いますが、お客様もよくご存じで、「普通のガラスの3倍ぐらいの強さがあるけど、尖ったモノに弱く、割れたら粉々に飛び散るんですよね?何より地震が怖くて・・・」
すごい知識ですよね💦そのままです💦
特に「地震で割れた時の飛散」に対して注意していたようでした。FIXの場所的にも避難経路でしたのでもしもの時をよく考えてのご依頼でした。
今回は日出町のお客様でしたが、前回は別府市のお客様。お二人とも「割れた時の二次災害が怖い」
その通りです!「HARU工房いちまる」は大分県で窓ガラスにお悩みを抱えたお客様にどこよりも早く駆け付けます🤗是非お問い合わせ下さい😁
次回はこれからの季節にピッタリの「遮熱断熱フィルム」の施工事例です🤗
2022.10.26
3Mスモーク5遮熱フィルム施工
本日は長崎県五島市まで出張してきました。
場所は五島市にある鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターという五島市の施設です。

現在は改装中で来年の3月にリニューアルオープンするそうです。
同業者の方からは「美術館なので室内に太陽光が入ると展示品が日焼けするので何とかしてほしい」
との事でした。窓ガラスが大きい上に日当たり抜群!ここで度々出てくるのが「熱割れ問題」
価格的にも機能的にもサンゲツ社製の「パーフェクトブラック」が理想でしたが、
残念ながら熱割れ計算によりアウトでした。
お客様に何とかご納得していただき、3Ⅿ社の「スモーク5」を選定しました。
しかし更に問題が。。。ガラスのサイズが大きすぎて「突合せ貼り」という施工方法に。
簡単に説明すると、「突合せ貼り」とは2枚のフィルムを1枚のガラスに左右に分けて貼るという感じです。
「な~んだ。簡単な事じゃない?」と思いますよね?
水抜きの為にフィルムを合わせる部分(真ん中)に隙間を開けなくてはならないのです。
そう!太陽光を入れたくないという事は暗くしたいという事ですよね?隙間が敵になるということです。
色付きフィルムと相性が悪い施工方法なんです💦
今回に限っては同業者の方と協力しあって、隙間を0.5㎜にして何とか無事終わりました。

たった2枚なのに3時間も掛かってしまい、他の業者の方にもご迷惑おかけしました。
窓ガラスフィルムは綺麗に貼れれば良いという問題では無く、そのフィルムの機能性を最大限に発揮させなくては意味がありません。極端な例で言うと、「暑さ対策をしたいのに飛散防止フィルムを綺麗に貼るより、遮熱フィルムを大体でいいから貼ったほうが意味がある!」極端過ぎましたね(笑)
今回は大分県~長崎県までの350㎞という長旅でしたが、まずは大分県内に窓ガラスフィルムのすばらしさを理解していただく!が当面の目標です!
もちろん!「HARU工房 いちまる」は県内だけでなく、お客様のご要望があればどこにでもお伺いします(笑)
これからに季節は「遮熱断熱フィルム」の季節です!是非お問い合わせ下さい!
カテゴリ:施工事例
場所は五島市にある鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターという五島市の施設です。

現在は改装中で来年の3月にリニューアルオープンするそうです。
同業者の方からは「美術館なので室内に太陽光が入ると展示品が日焼けするので何とかしてほしい」
との事でした。窓ガラスが大きい上に日当たり抜群!ここで度々出てくるのが「熱割れ問題」
価格的にも機能的にもサンゲツ社製の「パーフェクトブラック」が理想でしたが、
残念ながら熱割れ計算によりアウトでした。
お客様に何とかご納得していただき、3Ⅿ社の「スモーク5」を選定しました。
しかし更に問題が。。。ガラスのサイズが大きすぎて「突合せ貼り」という施工方法に。
簡単に説明すると、「突合せ貼り」とは2枚のフィルムを1枚のガラスに左右に分けて貼るという感じです。
「な~んだ。簡単な事じゃない?」と思いますよね?
水抜きの為にフィルムを合わせる部分(真ん中)に隙間を開けなくてはならないのです。
そう!太陽光を入れたくないという事は暗くしたいという事ですよね?隙間が敵になるということです。
色付きフィルムと相性が悪い施工方法なんです💦
今回に限っては同業者の方と協力しあって、隙間を0.5㎜にして何とか無事終わりました。

たった2枚なのに3時間も掛かってしまい、他の業者の方にもご迷惑おかけしました。
窓ガラスフィルムは綺麗に貼れれば良いという問題では無く、そのフィルムの機能性を最大限に発揮させなくては意味がありません。極端な例で言うと、「暑さ対策をしたいのに飛散防止フィルムを綺麗に貼るより、遮熱フィルムを大体でいいから貼ったほうが意味がある!」極端過ぎましたね(笑)
今回は大分県~長崎県までの350㎞という長旅でしたが、まずは大分県内に窓ガラスフィルムのすばらしさを理解していただく!が当面の目標です!
もちろん!「HARU工房 いちまる」は県内だけでなく、お客様のご要望があればどこにでもお伺いします(笑)
これからに季節は「遮熱断熱フィルム」の季節です!是非お問い合わせ下さい!